仕込みを運ぶ箱。
軽規格の移動式キッチンはじまりを覗く

【キッチンカーの仕込み場所】自宅NGの解決策を比較してみた

キッチンカーを運営する際、多くの人が直面するのが「仕込み場所」の問題です。特に「自宅での仕込み」が禁止されているケースでは、どこで作業をするべきか悩む方も多いのではないでしょうか?この記事では、自宅での仕込みがNGな理由を解説するとともに、代替案となる解決策をいくつか比較し、それぞれのメリットとデメリットを探ります。

自宅キッチンで仕込みをしても良い?

結論:保健所の規制を満たせば、自宅での仕込みも可能です。
しかし、条件をクリアする(キッチンが2か所必要)にはかなりのハードルがあり、準備が必要です。

保健所が求める主な条件

  1. 営業許可が必要
    ◦そうざい製造業、菓子製造業等、食品衛生責任者
  2. 独立したキッチン
    ◦プライベートと分け、個室空間であること
  3. 設備の導入スペース
    ◦2層シンクの水道工事等

※地方自治体の保健所によって見解が異なりますご確認ください。

自宅で仕込みたい一番の難題となるのが「独立キッチンの設置」です。これは、家庭用のプライベートキッチンとは完全に分離されていなければならず、リビングなど他の居住空間と繋がっている場合は許可が下りません。たとえ持ち家で使っていない部屋があったとしても、配管工事や換気設備の設置などが必要になるため、実現には大きな手間とコストがかかります。そのため、自宅で仕込みをするのは現実的には非常に難しい選択肢と言えます。

仕込み場所は本当に必要なのか?

キッチンカーを運営する上で「仕込み場所」が必要かどうかは、提供するメニューの内容や調理スタイルによって異なります。一部のキッチンカーでは仕込み作業を最小限に抑える工夫をして、仕込み場所を不要にする選択肢もあります。

仕込みの定義は?

『切る・混ぜる・捏ねる』などの製造工程
・複雑な下ごしらえが必要な料理(例: カレー、シチュー、煮込み料理)
長時間の下準備が必要な食材(例: 魚のさばきや肉の下味つけ)
多品目の仕込みが必要な場合(例: タコス用の具材の種類が多い場合)

シンプルな調理工程のメニュー、仕込み済みの食材、冷凍やレトルト食材を活用する場合等は、仕込み場所は不要です。


仕込みが不要なメニューの
『人気と競合の現実』
キッチンカー業界では、仕込み場所が不要なメニューが非常に人気です。例えば、ホットドッグクレープといったシンプルなメニューは、準備が簡単でイベント出店にも適しているため、多くのオーナーが採用しています。しかし、この人気の高さがゆえに、同じ出店場所やイベントでは同業種のキッチンカーが複数配置されないというルールが一般的です。その結果、こうした仕込み不要メニューの業界では、競合が激しいという現実があります。



仕込みができることの
『最大の強み』
一方で、キッチンカーに仕込みの環境が整っている場合、競合との差別化が可能です。仕込みが可能であれば、単純なホットドッグやクレープだけでなく、カレー、煮込み料理、多品目のサンドイッチといった、幅広いメニューを提供することができます。これにより、イベントや出店先でのメニューの柔軟性も高まり、さまざまな顧客層に対応できる点が強みとなります。例えば、地域の特色や客層に合わせてメニューを調整することで、他のキッチンカーとの差別化が一層容易になります。

仕込み場所のおすすめは?

スクロールできます
価格難易度制約通販その他
自宅10万~高い
(許可)
独立
キッチン
できる長期間
複雑工程
レンタル
(キッチン・スペース)
3000円~
/1時間
簡単複雑工程
時間制限
製造所責任
チェック厳
簡易品目
コンテナ
(庭など置く)
普通
(金銭面)
インフラ
工事必須
できる長期間
複雑工程
キッチンカー普通
(金銭面)
給水タンク
200リットル
できない簡易品目
キッチントレーラー普通
(金銭面)
給水タンク
200リットル
車輪を外し
コンテナ扱い
複雑工程
簡易品目


自宅での仕込みを推奨する最大のメリットは、コストを大幅に削減できる点に加えて、通信販売への展開が可能になることです。特に、コロナ禍ではイベントが次々と中止になり、キッチンカーでの営業が非常に困難な状況に陥りましたが、その際に通信販売へ切り替えた事業者はリスクを分散し、安定した収益を確保する道を見出しました。自宅を仕込み場所として活用することで、「イベント出店」だけに頼らない収益モデルを構築でき、選択肢を広げることが可能になります。コスト削減やリスク分散の観点からも、通信販売を視野に入れておいて損はないと思います。

自宅以外の選択肢は!?

推奨は自宅仕込み!
だが、現実的ではない。

改装が必要となるため、仕込み場所として活用するには賃貸ではなく持ち家であることが前提となります。その上で、キッチン設備の導入や配管工事、さらには工事費用などの課題も発生するため、実現は容易ではありません。


そこで自宅の次に推奨したいのが
給水タンク200L搭載したキッチントレーラーです

メリットデメリット
仕込み・作業スペースが広い
仕込みと販売が一台で可能に
車輪を外せばコンテナ代わりに
何かあれば、通信販売に切替しやすい
駐車スペースが2台分必要
イベント出店では牽引車は別の場所に?
コンテナとして使うならインフラ工事必須
保健所と事前に要相談しておくと安心

もっと詳しく知りたい方は下記をご覧ください⇩

まとめ

移動販売車は新規参入のハードルが低い一方で、競争が非常に激しい市場です。だからこそ、仕込みが可能な環境を整えることで、メニューの幅を広げ、競合との差別化を図ることが成功のポイントとなります。どのように仕込み環境を整えるかが、事業の成否を分ける重要なカギになると言えるかもしれません。

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